県立大学での探求学習成果報告会に参加しました。

3月3日、岡山県立大学において行われた「高校生と大学生の地域における探求学習の成果報告会」に、本校普通科二年生の地域6班(硲、楠木、小山、難波、村岡)が参加し、発表してきました。全部で35件エントリーがあったうちから17題が選ばれ、県立大学の学生が副専攻授業での成果をまとめた発表と共に、会場またはオンラインでの発表会となりました。

第一部では高校生と大学生が交互に一題ずつ発表を行いました。新型コロナウイルス感染症対策のため、発表は2グループにわけられ、それらがさらに2会場に分かれることで密を避ける工夫がされていました。オンライン配信ツールを用いて発表教室から聴講教室、または各高校に映像を飛ばす方式の発表会は、慣れないことや想定していないこともあり戸惑いはありましたが、大学生のみなさんの臨機応変な対応のおかげでスムーズに会が進んでいきました。

本校の発表は「目指せHUGマスター!~避難所での良いサポート」と題したもので、HUGという避難所(H)運営(U)ゲーム(G)を、一宮高校版として作り直す過程をまとめたものです。もともとHUGは静岡県が作ったもので、特許を取得しているため、一宮版を作るにあたっては静岡県に電話をしたり、許可を取るために実物の製作を急ピッチで進めたりと多くの苦労がありました。

発表では、練習の成果をしっかりと発揮し、スムーズかつ分かりやすく、自分たちの研究を伝えることができました。質問もいただき、「HUGのどんなところが魅力だと考えているか?」という質問には「実際の避難所で起こりうることがリアルに疑似体験できるところ」、「HUGを実施する中でこうした方がいいというアドバイスはあるか?」という質問に対して「なるべくグループは少人数がいい」「グループに一人は経験者がいた方が進行がスムーズ」などと答えていました。

発表後は、八つのグループに分かれて、地域課題に関するグループディスカッションを行いました。初めて話す大学生、高校生と「地元の好きな行事について」「岡山を盛り上げるためにやりたいこと」「ボランティア活動の意義」など、答えがないテーマについて深く意見を交わしました。

閉会後は県立大学の学生による学内ツアーに参加しました。今年度はオープンキャンパスにあまり参加できない年であったなか、実際に大学を歩いてみる経験ができ、また大学生に大学生活について気になることも質問することができ、非常に有意義な時間が過ごせました。

一年間、一生懸命に研究してきた結果をたくさんの人に聞いてもらうことができ、素晴らしい機会となりました。企画して頂いた岡山県立大学の皆様、運営してくださった大学生の皆様、まことにありがとうございました。

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