SSH中間評価の結果について

SSH指定校は指定されてから3年目に外部の有識者からなるSSH企画評価会議協力者による中間評価を受けることになっております。これは各学校が研究開発等の内容を見直す機会とし、事業の効果的な実施を図ることを目的とするものです。今年度は全国で34校のSSH指定校が対象であり本校も対象校でした。2月28日(金)に文部科学省からその評価が発表されました。以下抜粋(全文については文部科学省ホームページを参照して下さい)https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00097.html

○中間評価の結果について

全6段階で評価が行われます。一宮高校は上から2番目の評価(下線部)であり、今年度では一番高い評価を受けました。

・「優れた取組状況であり,研究開発のねらいの達成が見込まれ,更なる発展が期待される」 0校

・「これまでの努力を継続することによって,研究開発のねらいの達成が可能と判断される」 6校

・「これまでの努力を継続することによって,研究開発のねらいの達成がおおむね可能と判断されるものの,併せて取組改善の努力も求められる」 9校

・「研究開発のねらいを達成するには,助言等を考慮し,一層努力することが必要と判断される」 15校

・「このままでは研究開発のねらいを達成することは難しいと思われるので,助言等に留意し,当初計画の変更等の対応が必要と判断される」 0校

・ 「現在までの進捗状況等に鑑み,今後の努力を待っても研究開発のねらいの達成は困難であり,スーパーサイエンスハイスクールの趣旨及び事業目的に反し,又は沿わないと思われるので,経費の大幅な減額又は指定の解除が適当と判断される」 0校

○中間評価講評

・校長のリーダーシップのもと、SSH戦略室を中核としつつ、プロジェクトチームを編成して、全校体制での組織的な取組が展開できている。

・iC(一宮高校で育てる5つのコンピテンシー)やそれに基づいたiCコアカリキュラ ムを設定しており、評価できる。各教科で使いやすいiCルーブリックの作成の具体 化を期待したい。通常の各教科での探究的な学びの一層の推進も期待される。

・理数科2年の「iC理数探究Ⅰ」における、教師の指導力向上を目的とした「SSH課題研究指導記録」の作成など、工夫している。「SSH課題研究指導記録」の作成は、 指導の継承という点で評価できる。

・地元の大学との連携が広く行われており、探究科目だけでなく、大学の講義、留学生との交流など様々な取組がなされていることがうかがえ、評価できる。複数の大学での研修プログラム等も評価できる。

・全体的に研究成果の共有・継承について、よく考えられており、継続性がうかがえる。iCコアカリキュラムPTの中に課題研究企画グループを位置づけるなど、体制として共有・継承を図っていることが見受けられる。

カテゴリー: 2021(令和3)年度 パーマリンク