生徒が製作した装置を興陽高校の農業ハウスに設置しました

令和3年7月7日(水)に,本校理数科3年生2名が岡山県立興陽高等学校を訪問し,iC理数探究Ⅰで研究・製作した「農業ハウスリモートコントロールシステム」を設置させていただきました。このシステムはハウス内環境(照度、温度、湿度)を計測し、照明などの遠隔操作をする装置です。

この研究は「既製のハウスモニタリングシステムは高額である」という農家のご意見と「温室データを一元管理できるアプリケーションの開発はできないか」という興陽高校の先生方のご意見を踏まえて取り組んだもので、製作に当たっては、可能な限り身近で安価に手に入る製品を用いたハウス内状況確認機能を持つ遠隔操作システムとなるよう心がけました。

昨年度末に一年間の研究成果を興陽高校の先生方にプレゼンテーションした結果,実際に興陽高校の農業ハウスに設置し、実地検証をさせていただくこととなりました。

当日は,興陽高校の校長先生をはじめ多くの先生方にご指導ご助言をいただきながら無事設置することができました。 今後は,iC理数探究Ⅱにおいて、このシステムで収集した計測データと、以前から設置されている既製のシステムで収集したデータとの比較・検証を行い、改良していく予定です。

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