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  4. 情報整理の力を育む一歩ーiC融合探究

5月30日(金)1年生の「iC融合探究」の授業がありました。今回のテーマは「エネルギーと未来の持続可能性:04 整理」。探究活動を進めるうえで不可欠な「他者に伝わる形で情報を整理する力」の育成を目的とした授業です。

■前回の活動をふり返る時間からスタート

授業の冒頭では、生徒たちはこれまでに取り組んできたリサーチ活動や実践について、グループごとに共有し合いました。特に、「どのような問いに対して調査・実践を行ったか」「活動の中で難しかったこと・工夫したこと」などを話し合い、互いの取り組みから学びを深めました。

■わかりやすく整理するとはどういうことか?

今回の授業の核となる「04 整理」の活動では、教員から「情報を他者にわかりやすく伝えるためにはどのような工夫が必要か」という問いかけがありました。それを受け、生徒たちは次の3つの観点「①項目立て」「②専門性の把握」「③要点の抽出」に注目しながら、自身のデータや記録を見直しました。

グループで協力しながら、「この情報はどの項目に分類されるか」「自分たちの主張には根拠があるか」「読んだ人が理解しやすい構成になっているか」などを確認し、実際に紙やChromebook上で整理の作業を行いました。

■次回はいよいよ「05 考察」へ

授業の終盤では、次回の活動につながる問いとして「この整理された情報をどう活用し、どんな仮説や考察につなげていくか」を一人ひとりが記述しました。来週は、いよいよ「05 考察」の段階に進み、情報をもとに自分たちなりの問いや見解を深めていきます。

今回の授業では、調べたことや実践してきたことを“伝わるかたち”でまとめ直す力を鍛えることができました。探究の6段階「岡山一宮MODEL」の流れに沿って、生徒たちは一歩ずつ着実に力を高めています。今後の考察活動にもご期待ください。