本校では、生徒一人ひとりの学びをさらに深めるため、教員自身の授業力向上に取り組んでいます。10月2日に「ICTの活用」をテーマに教員研修を実施しました。
研修の目的
デジタル化が進む中で、教育現場でもAIやICTを活用する力が欠かせません。今回の研修では、
- 授業の導入や理解を助けるAIの活用方法
- Google Classroomやスプレッドシートを使った協働学習
- デザインツール「Canva」を用いた教材づくり
といった具体的な実践例を学びました。
研修内容の一部をご紹介
AIを活用した授業
歴史の授業で「秀吉の水攻め」をAI画像で再現したり、理科の実験で「失敗例」をシミュレーションして見せたりと、生徒の興味を引き出す方法が紹介されました。AIの答えを「正解」ではなく「出発点」として扱う発想が強調されました。
協働学習を支えるICT
Googleスプレッドシートを全員で同時に編集することで、互いの意見をリアルタイムに共有し合う活動を体験。これにより「他者参照」が自然に生まれ、生徒の考えが深まっていく可能性を学びました。
教材づくりに役立つCanva
文書作成、ホワイトボード、プレゼンテーション、表計算まで一体化した万能ツール「Canva」を紹介。理解度チェックや共同編集、さらには動画編集やWeb公開まで対応できる機能を実際に体験しました。
講師の言葉より
- 「デジタル学習基盤がリアルな学びを支えています。大事なのは“本物”を体験すること」
- 「AIの回答は最終ゴールではなく、学びのスタートにしましょう」
- 「教師の役割は知識を伝えるだけでなく、生徒を励まし、学びを後押しすることに変わっていきます」
保護者の皆さまへ
本校では、先生方が最新の教育手法を学び、授業に取り入れるための研修を継続的に行っています。AIやICTはあくまで「道具」ですが、それを上手に使うことで、生徒の主体性や探究心を引き出す授業へとつなげていきます。
これからも、生徒が「わかった!」「できた!」と感じられる瞬間を増やすために、教員一同研鑽を重ねてまいります。




