■「生徒」から「科学者」へ
4月14日に2年生理数科において「iC理数探究Ⅰ」の第1回授業を実施し、オリエンテーションを行いました。
この時間は、生徒たちが「与えられる学び」から「自ら生み出す学び」へと切り替わる、大きな節目です。
オリエンテーションでは、こんな話をしました。
「今日から君たちは“生徒”であると同時に、“科学者”でもある」
自分で問いを立て、考え、検証し、伝える。
その一歩が、今日から始まりました。
■理数探究とはどんな学びか
理数探究では、次のプロセスを1年間かけて実践していきます。
気づき → 計画 → 実行 → 整理 → 考察 → 発表
単に知識を覚えるのではなく、
「なぜそうなるのか」を自分で考える力を育てていきます。
これはまさに、研究者の思考そのものです。
■1年間の挑戦と発表の舞台
1学期は研究の計画と基礎づくり、
2学期は研究の深化、
3学期は発表へとつながっていきます。
校内発表だけでなく、
四校合同発表会や各種学会など、校外での発表にも挑戦します。
自分の研究が社会とつながる経験は、生徒にとって大きな成長の機会になります。
■「記録する力」が研究を変える
本校の理数探究で大切にしているのが「記録」です。
毎時間、
・何をしたか
・なぜそれをしたか
・うまくいったこと/いかなかったこと
・次にどうするか
を言葉にしていきます。
この積み重ねが、研究の質を高めるだけでなく、
自分の成長を客観的に捉える力につながります。
■失敗は「データ」である
もう一つ、強く伝えたことがあります。
それは、
「失敗はエラーではなく、データである」
という考え方です。
うまくいかなかった経験も、
理由を考え、次につなげれば価値ある学びになります。
この姿勢こそが、科学的な思考を育てます。
■この学びで育てたい力
理数探究で身につけてほしいのは、専門知識だけではありません。
・自ら問いを立てる力
・情報を整理・分析する力
・協働する力
・論理的に考え、伝える力
これらは、どの進路に進んでも必要となる力です。
■最後に
今日のオリエンテーションは、その第一歩です。
これから1年間、生徒たちは試行錯誤を繰り返しながら、自分の問いと向き合っていきます。
すぐに答えが出なくても大丈夫。
大切なのは、考え続けることです。
理数科長として、生徒たちがどのように成長していくのか、今からとても楽しみです。
引き続き、温かく見守っていただければ幸いです。


