1. ホーム
  2. ブログ
  3. SSH
  4. 食糧問題とバイオテクノロジーをテーマに、セルフチェックシートで学びをデザインーiC融合探究

11月21日(金)の7限、1年生の普通科・理数科は「iC融合探究」の授業に取り組みました。今回のテーマは“食糧問題とバイオテクノロジー”
単に調べる・まとめるだけの探究とは異なり、
「自分で今日の学びをデザインし、自走すること」を大切にする授業です。

生徒たちはまず、配付された「探究チェックリスト(セルフチェックシート)」を使いながら、
今日の目標(何をするか)を自分の言葉で設定します。

■ 1. 今日の目標を自分で決める

「テーマを決める」「計画を立てる」「発表の準備をする」など、
生徒はキーワードを参考に、自分の探究をどこまで進めるのかを言語化します。

はじめから答えがある学習とは違い、
“自分で決めて、自分で動き出す”ことが求められます。
この一歩が、主体的な学びにつながります。

■ 2. グループで現状を共有する

次に、生徒同士で「進んでいること・困っていること」を伝え合います。
同じテーマを扱っていなくても、他の生徒の進め方を聞くことでヒントが得られます。

先生は必要に応じて声をかけ、
「目標が曖昧な場合」「行き詰まっている場合」には、
適切にアドバイスを行います。
生徒が自走できるよう、背中を押す時間です。

■ 3. 探究を深める10分間

ここからは、各自が決めた目標に向けて黙々と探究。
調べたり、まとめたり、新しい問いをつくったりと活動はさまざま。

途中で先生から
「問いが明らかかどうか」「次の段階に進む条件が整っているか」が示され、
生徒は自分の探究を振り返りながら進めていきます。

■ 4. 振り返りで“探究の型”を身につける

最後に、「探究6段階(気づき→計画→実行→まとめ→考察→発表)」の
どこに当てはまる行動をしたのかを振り返ります。

iC融合探究は、この“振り返り”を何度も繰り返すことで、
生徒が自分の学びを自分でコントロールできる力を育てていきます。

■ 変化が見える1年生たち

この時期になると、
「自分で課題を設定し、計画し、仲間と協力しながら進める」姿が増えてきました。
生徒たちは一歩ずつ、確実に“自分で学びを作る人”へ成長しています。

■ 最後に

今回も、生徒たちが自分の力で学びを深めようとする姿が多く見られました。
この積み重ねが、高校3年間の探究活動全体を支える確かな基礎になります。

今後も、生徒の皆さんが「自分の学びに責任を持てる」ような授業を続けていきます。