3月6日、本校で学校運営協議会が開催され、その冒頭に生徒による「サイエンスレクチャー」を実施しました。
サイエンスレクチャーは、研修や探究活動に参加した生徒が、その学びを他の生徒や関係者に報告する取組です。発表を通して、発表者自身が学びを振り返るとともに、聞く側もどのような活動が行われているのかを知ることができます。
今回のレクチャーでは、課題探究を終えた普通科と理数科からそれぞれ1グループずつが登壇し、
・研究内容
・研究を通して身についた力
について発表しました。
普通科の発表
普通科のグループは、
「『使う』英語は自信を育てるのか ― 日韓高校生の比較分析 ―」
というテーマで研究を行いました。
日本では「英語を学んでいるが使えない」という課題が指摘されています。そこで、日本と韓国の高校生を対象にアンケート調査を行い、「英語を実際に使う機会」と「英語への自信」の関係を分析しました。
調査では、日本と韓国それぞれ約100名を対象にアンケートを実施し、英語の使用頻度や自信の程度などを比較しました。その結果、英語を使う機会の多さとスピーキングへの自信の間に正の相関が見られることが分かりました。
発表では、研究の結果だけでなく、
・仮説を立てて検証する力
・データを読み解く力
・社会課題を自分ごととして考える力
など、探究活動を通して身についた学びについても説明がありました。
理数科の発表
理数科のグループは、
「クロロフィルの紫外線による退色を改善できるか」
というテーマで研究を行いました。
植物の色素であるクロロフィルは環境負荷の少ない天然色素ですが、紫外線によって退色しやすいという課題があります。そこで、金属置換などの方法を用いて退色の改善を試みる実験を行いました。
研究では、
・仮説の設定
・実験条件の設計
・結果の分析と考察
といった科学研究のプロセスを繰り返しながら実験を進めました。
発表では、
・分子レベルで現象を捉える思考力
・実験条件を論理的に設計する力
・失敗から改良を重ねる粘り強さ
など、研究を通して得られた成長についても紹介されました。2026306サイエンスレクチャー
課題探究で育つ力
今回の発表からは、本校の課題探究が単に知識を得るだけでなく、
・自ら問いを立てる力
・データをもとに考える力
・社会や科学の課題に主体的に向き合う力
を育てていることが伝わってきました。
学校運営協議会の委員の皆様にも、生徒の主体的な学びの姿をご覧いただく貴重な機会となりました。
今後も本校では、探究活動を通して、生徒が自ら考え行動する力を育てていきたいと考えています。


