11月14日、課題探究でMBTI(人の性格の“傾向”を4つの視点で見て、16タイプに分類する方法)について研究している私たちの班は、課題探究の授業の一環で 中華快席福幸の西井社長 にインタビューをさせていただきました。私たちの研究テーマは、最近SNSでも話題になっている「MBTI」が企業の採用活動でどのように使われているのかというものです。
実際に企業を経営されている社長さんからお話を聞けるということで、みんな前日から少し緊張気味。でも、当日お会いした西井社長はとても優しくて、私たちの質問一つひとつに丁寧に答えてくださいました。
■ MBTIは採用に使われているのか?
私たちが最初に聞いたのは、
「福幸さんではMBTIなどの性格診断を採用時に使っていますか?」
という質問です。
西井社長は、「うちではMBTIは使っていません」とはっきり答えてくださいました。
理由として、
「実際に会って話してみないと、本当の人柄は伝わらない」
という思いを大切にしているからだそうです。
ただし、企業によっては性格診断を導入しているところもあるとのことで、
「採用のやり方は会社によって違う。そこがおもしろいところだよ」
と、研究の視点が広がる言葉もいただきました。
■ 社長としての経験からの“リアルなお話”
インタビューはMBTIの話だけでは終わりませんでした。
私たちが進路の悩みを打ち明けると、西井社長は仕事の大変さや、社会に出た時に大切にしてほしい心構えなど、実体験を交えてたくさんのアドバイスをくださいました。
生徒の感想の中には、こんな声がありました。
「社長さんが ‘人と向き合う姿勢’ をすごく大事にしているのが伝わってきた。MBTIのことだけじゃなく、働くということについて考えるきっかけになった。」
「正直、最初は怖そうで緊張してたけど、むしろ優しくて話しやすかった。企業の人の価値観を直接聞けるのは貴重だと思った。」
「採用ってテストじゃなくて、人と人との関わりなんだと感じた。」
どの意見からも、社長さんの言葉が“研究の材料”だけでなく“人生のヒント”としても受け取られていることがわかります。
■ これからの研究に生かしていきます
今回のインタビューで得られたお話は、私たちの研究を深めるうえでとても大切な視点になりました。
「性格診断を使う/使わない」という二択ではなく、企業ごとの考え方の違いや採用の目的に目を向けることの重要性にも気づかされました。
これからも、今回学んだことを大切にしつつ、よりよい研究になるよう取り組んでいきます。
