11月6日(水)1年生の数学の授業で、図形と音楽を題材にした探究活動に取り組みました。今回の授業は、異なる教科を横断して探究することで、創造的な発想力や表現力を養うことを目指しています。



授業の目標
この授業の目標は、事前の授業で自分達で考えて作成した問題の図をデータとして活用し、それを音楽に変換するという活動を通して、「探究にとって必要なこと」は何か、ということを考えることです。また、表現する力やコミュニケーション能力を育むことも重要な要素としています。生徒たちは、異なる教科の視点から「探究」とは何かを考え、自分なりの答えを導き出すことを目指しました。
活動の流れ
生徒たちは、まず事前の授業で自分達で作成した問題を解きました。その後、「図形楽譜」という図形と音楽から作られる楽譜について学びました。その図形楽譜を参考に、「自分達が作成した問題の図を音楽にする」という活動を行いました。どの音を当てはめるのか、当てはめた図に対してどのような順序、音の長さで演奏するのか、など各グループでそれぞれ条件を設定して図形を音楽にしました。
活動のハイライト
特に印象的だったのは、生徒たちが数学的な図形の概念と音楽的な表現の関係を深く考察し、どのような設定をすれば心地の良い音楽になるかと試行錯誤していた点です。グループ内で別々の設定をして比べてみたり、沖縄風の音楽を作り出そうと、条件を追加・変更してみたりと試行錯誤を繰り返しました。
振り返りと今後の課題
授業の最後には、探究活動を振り返り、授業を通して学んだことから「探究にとって必要なこと」について考えました。生徒たちは、複数の視点から物事を考えることで、より深い理解に到達できることを実感しました。また、異なる分野を融合させることの面白さを味わい、今後の学びへの意欲が高まりました。
今回の探究チャレンジでは、数学と音楽という一見異なる分野を横断することで、新しい発見が生まれることを体験しました。今後もさまざまな視点を取り入れて、探究を通じて創造力を伸ばしていきたいと考えています。
生徒の感想
<探究にとって必要だと思うこと>
・自分の興味のある分野や関心から生まれた疑問点や改善点を見つけて実践してみること
・自分の興味のある分野に挑戦心をもって積極的に取り組む姿勢
<授業の感想>
・音楽と数学のつながりについて今まで考えたことがなくて、珍しく新鮮で興味を持った。このような発見には多角的な視点が大事だと思った。