11月6日(水)理数科2年生の生徒たちは理数生物の授業で「酵素と代謝」をテーマに探究活動を行いました。今回の目標は、酵素が脱水素酵素をもつことを実証するための実験計画を立てることです。生徒たちは、実験の計画を通して科学的な探究方法を学び、実験の重要な要素を理解する機会となりました。
授業の目標
授業の目標は、細胞内のエネルギー変換における酵素の役割について学ぶとともに、脱水素酵素の存在を証明するための方法を考えることです。また、科学的な実証のプロセスを通して、科学的思考力や問題解決能力を養うことも目指しています。生徒たちは、グループで意見を共有しながら実験計画を立てることで、協力して問題に取り組む力も育みました。
活動の流れ
授業は、先生が授業のねらいと課題を説明するところから始まりました。生徒たちは、酵素が脱水素酵素を持つかどうかを証明するために、どのような対照実験が必要かについて考えました。Chromebookやクラウドツール「Figjam」を使って、各自がアイデアを出し合い、グループごとに計画をまとめていきました。また、班ごとに実験計画の発表と意見交換が行われ、他の班からのフィードバックをもとに計画の改善を図りました。
活動のハイライト
生徒たちは、酵素の役割を探るために必要な材料や手順について具体的に議論しました。特に、対照実験の重要性について考え、自分たちが立てた計画が科学的に妥当かどうかを検討しました。また、授業中に先生が各グループを巡回し、実験計画の進行状況を確認しながら指導を行うことで、生徒たちはより深い理解を得ることができました。
振り返りと今後の課題
授業の最後には、今日の活動を振り返り、自己評価シートに学びの成果を記入しました。生徒たちは、酵素が脱水素酵素を持つことを証明するために独立変数を操作しながら対照実験を行う必要性を再確認し、自分たちの実験計画の改良点について考えを深めました。
今回の探究チャレンジでは、科学的な実験計画を立てるという貴重な体験を通じて、実験に対する理解を深めることができました。今後の実験実施に向けてさらに計画を精査し、酵素の働きについての理解を一層深めていきたいと考えています。


