2月24日、本校の生徒2名が 国立教育政策研究所プロジェクト研究 に参加し、「高校生による科学的な探究活動の意義と課題の共有 〜SSH校での課題研究の振り返りを通して〜」 にて発表を行いました。本研究会は 文部科学省の講堂 で開催され、全国から12校が参加しました。
本校の発表内容
本校からは 2名(高山・月山)がポスター発表 を行い、そのうち 月山 が全体に向けた 口頭発表 も担当しました。口頭発表は 全国から選ばれた5本のうちの1本 であり、本校の探究活動が注目されていることを実感する機会となりました。
発表では、困難に直面した際の探究の進め方 について、自身の経験をもとに説明しました。特に、探究活動の中で課題にぶつかったとき、単に試行錯誤を繰り返すのではなく、「探究6段階」に立ち戻り、研究の過程を遡ることで、どこに問題があるのかを整理することが重要 であることを強調しました。また、研究における変数を絞り、焦点を明確にすることで、「何を明らかにしたいのか」がはっきりし、研究の方向性を定めることができる という実践的なエピソードも紹介しました。
発表の中では、本校独自の学校設定科目である 「iCAE」 の活用方法についても関心が寄せられ、研究をどのように体系的に整理し、進めていくかについて多くの質問がありました。
生徒の感想
- 月山:「口頭発表では、自分たちの研究を伝えるだけでなく、他校の先生や生徒からの質問に答えることで、新たな視点を得ることができました。特に、iCAEの活用方法について質問を受け、自分たちがどのように授業で探究活動を深めているのかを再認識する機会になりました。また、研究において変数を絞ることの大切さを伝えられたのが良かったです。」
- 高山:「ポスター発表では、他の参加者と直接対話しながら研究を説明することができ、とても貴重な経験になりました。特に、仮説の設定の仕方について、他校の生徒や遠征で来ていた研究者と議論する中で、自分の考えが整理され、より明確な仮説を立てる方法について学ぶことができました。今後の研究に活かしていきたいです。」
まとめ
今回の発表は、本校の探究活動を全国のSSH校と共有し、議論する貴重な機会 となりました。特に、研究の進め方や仮説の設定の仕方について、他校の生徒や研究者と意見交換を行い、自分たちの探究を振り返ることができました。また、全国12校の中から本校の発表が口頭発表に選ばれたことは、生徒たちの探究の質が評価された証でもあります。
今後も生徒たちはこの経験を活かし、さらに探究活動を深めていくことでしょう。次の挑戦にもご期待ください!





