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  3. 岡山大学大学院生が岡山一宮高校でのインターンシップを終了

1月23日(木)、岡山大学大学院自然科学研究科の大学院生が岡山一宮高校での短期インターンシップ(6月〜1月)を無事に終えました。このインターンシップ制度は今年から始まったもので、大学院生が教育現場で実践的な経験を積むことを目的としています。特に、教員を目指す大学院生にとって、今回のプログラムは貴重な学びの場となりました。

インターンシップの概要

岡山大学では、大学院生の学びを広げるために『学外実践科目』という授業科目を提供しています。この科目の一環として実施される短期インターンシップでは、以下のような学修時間と単位認定が基準となっています:

  • 授業科目名: インターンシップ(短期)
  • 単位数: 1単位
  • 対象: 国内における実践的活動
  • 学修時間: 45時間(事前準備、事後報告を含む)

今回のインターンシップでも、教育現場での活動時間に加え、指導教員からの事前指導や活動後の報告作成が行われました。

大学院生の感想と学び

今回のインターンシップに参加した大学院生は、普段は環境生命自然科学研究科で主に生物の研究を行っていますが、教育現場での活動は大きな刺激となったそうです。特に、以下の点が印象的だったと語っています。

  1. 教育現場での新たな発見
    岡山一宮高校の先生方が探究型授業の実践に向けて取り組んでいる様子を間近で体験し、その工夫や努力に感銘を受けました。
  2. 教師への質問と助言
    大学院生はインターンシップ中に、先生方へ多くの質問を行い、特に以下のようなテーマについて意見を聞き、参考にしたそうです:
    • 横断型授業で工夫している点
    • 教師になる前に準備すべきこと
  3. 自身のキャリアに向けた気づき
    教員採用試験を控えている大学院生にとって、今回の経験は教師としての心構えや実践力を高める良い機会となりました。

岡山一宮高校での取組

岡山一宮高校は、全ての教員が探究型授業の実践に向けて積極的に取り組んでいます。このような環境の中で、大学院生も教師としての視点を深めることができました。

今後の展望

今回のインターンシップを通じて得られた経験は、参加した大学院生のキャリアにとって大きなプラスとなるでしょう。来年度の教員採用試験を見据え、さらに学びを深めていくことが期待されます。また、この制度を通じて大学と高校が連携を深めることで、より多くの学生が教育現場での貴重な経験を得られるようになることが期待されます。

岡山大学と岡山一宮高校が協力して実現した今回の取組は、今後の教育界の発展に向けた新たな一歩となりました。