最先端の研究施設で学ぶ一日!
12月26日(木)、岡山一宮高校では、希望する1・2年生40名が参加し、「先端研究所研修(広島研修)」を実施しました。広島大学放射光科学研究所と産業技術総合研究所中国センターという、最先端の科学研究が行われている施設を訪問し、生徒たちが高度な研究内容や科学技術について学ぶ絶好の機会となりました。この研修は訪問先や研修内容について生徒が企画した研修です。
研修の目的
本研修は、生徒たちに最先端の科学課題に触れさせることで、以下のような力を育成することを目的としました。
• 課題研究のテーマ設定や研究手法を学び、探究活動を深化させる。
• iコンピテンシー(情報分析活用力・決断実行力)の向上。
• 科学への興味関心を高め、課題意識を持つ態度を養う。
研修スケジュール
• 午前:
広島大学放射光科学研究所を訪問し、講義・実験と施設見学をしました。「放射線光化学」について、放射光の応用やその可能性について研究者から直接お話を聞きました。
• 午後:
産業技術総合研究所中国センターを訪問し、施設見学と研究者との交流を行いました。最先端技術に取り組む研究者との意見交換では、生徒たちから積極的な質問が飛び交い、科学技術に対する理解を深めました。
生徒たちの感想
研修後、生徒たちからは多くの感想が寄せられました。その中の一部をご紹介します。
• 普通科1年生
「放射光技術がこんなに多くの分野で活用されていることを初めて知りました。講義で聞いた未来の応用例を、自分の研究テーマにも活かしたいです。」
• 理数科1年生
「研修を通して、研究者という仕事について考えるきっかけになりました。研究者の方との質問を通じて、技術的なことや研究者としてのあり方について知ることができ、よい経験になった。このことを来年の課題研究に活かしていきたいと思った。」
• 理数科2年生
「研修を通して、放射線を扱う職業は、医療だけでなく様々な研究機関があり、自分の進路を見直す良い機会になりました。また、様々な分野での研究についてお話を聞きましたが、そこでは発表の仕方やスライドの工夫、質問への答え方など、今自分が行っている理数探究を行う上でとても大切なことを学ぶことが出来ました。」
研修の成果
今回の研修を通じて、生徒たちは科学への興味をさらに深め、課題研究に必要なスキルや考え方を学ぶことができました。また、第一線で活躍する研究者と交流することで、研究に対する姿勢や心構えを学び、「もっと知りたい、もっと挑戦したい」という意欲を育むことができました。
今後に向けて
研修後、生徒たちは学んだ内容をもとに1月10日までに感想文を提出します。これを通じて、自分の学びを振り返り、探究活動に活かしていく予定です。岡山一宮高校では、今後もこのような活動を通じて、生徒たちの成長を支援していきます。
本研修にご協力いただいた広島大学放射光科学研究所、産業技術総合研究所中国センターの皆様に深く感謝申し上げます。また、生徒たちのさらなる成長を期待しています。








