1. ホーム
  2. ブログ
  3. SSH
  4. リサーチクエスチョンと仮説の設定に取り組みましたーiC課題探究α

5月23日(金)、普通科2年生のiC課題探究ではリサーチクエスチョン(研究課題)と仮説の設定を行いました。今回の活動は、年間を通して取り組む探究活動の中でも、研究の方向性を定める重要なステップとなるものです。

「問いを立て、仮説をつくる」探究の出発点

生徒たちはこれまでに、自らの関心に基づいて調査したいテーマを絞り込み、先行する知見の整理などを進めてきました。この日の授業では、さらに一歩踏み込んで、「自分の研究の問い(リサーチクエスチョン)」と、それに対する「仮説」を設定する作業を行いました。

ワークシートを活用しながら、

  • なぜその問題に注目したのか
  • どのような方法で検証するのか(アンケート、実験、インタビューなど)
  • どのようなデータを集め、分析するのか
    といった点について、一つひとつ丁寧に整理し、研究計画の骨格を組み立てました。

生徒の「考える力」を引き出す対話的な授業

教員からの一方的な解説ではなく、「生徒の思考を促す問いかけ」を大切にしながら授業を展開しました。生徒たちは、自分の考えを言葉にし、クラスメイトと意見交換を行いながら、仮説をブラッシュアップ。生徒自身の中にある「問い」に向き合う姿が随所に見られました。

今後は、今回立てた仮説に基づき、調査や実験を通して検証を進めていく予定です。年間を通じて、生徒一人ひとりが「答えのない問い」に挑み、課題解決型の学びを深めていく過程を大切に育んでまいります。