5月30日(金)普通科2年生の「課題探究」の授業を行いました。今回のテーマは、「研究計画の立案とフィールドワークに向けた準備」です。
◆ 班ごとに研究計画を仕上げる!
生徒たちはこれまでに練ってきたアイデアをもとに、グループごとで研究計画書を完成させ、Googleドキュメントに入力して提出しました。
担当の教員からは、「誰かの役に立つ視点を持ってほしい」「自己満足で終わらせず、社会との接点を意識してほしい」というアドバイスが送られました。生徒たちは真剣な表情で、自分たちの問いと向き合いながら、計画を練り上げていました。
◆ フィールドワークってなに? 実地で学ぶ大切さ
この日は課題探究係の教員から「フィールドワーク」についての講義も行われました。
フィールドワークとは、研究の対象となる現場に実際に出かけ、観察やインタビュー、アンケートなどを通して情報を集める調査方法です。机上の勉強では得られない“リアルな気づき”が得られる貴重な体験になります。
生徒たちは、訪問先の決定やアポイントメントの取り方、アンケートを行う際のマナーや注意点など、実践的な内容を学びました。
◆ 実社会とつながる探究活動へ
今回の探究授業では、「とにかく現場に足を運んでみよう!」というメッセージも伝えられました。テーマが決まりきっていないグループでも、まずは地域に出てみることで、新しい問いが生まれることもあります。
また、アンケート調査を実施する場合には、対象者に配慮した設問の工夫や、デジタル・紙両方での対応方法など、実社会でのマナーやリスク管理も指導されました。
◆ 今後に向けて
次回からは実際にフィールドに出て、インタビューやアンケート、観察などを通して仮説を検証していきます。生徒たちが自らの関心を深め、社会と対話しながら探究を進めていく姿が今から楽しみです。
岡山一宮高校では、教室内だけで完結しない“生きた学び”を大切にし、社会に開かれた探究活動を推進しています。今後も、生徒たちの挑戦を温かく見守っていただければ幸いです。


