6月5日(木)にSSHグローバルプログラムとして台湾・新竹県にある竹北高校との第1回オンライン交流会が実施されました。2年生の有志21名が参加し、英語を用いての研究発表の聴取や文化的対話を行いました。
■ 国際的な視野と英語での発信力を養う貴重な機会
本交流は、英語を通じて以下の力を育むことを目的に実施されました。
① 自分の考えを英語で論理的に発信する力
② 文化や価値観の異なる海外の高校生と対話し、視野を広げる力
育成する主なiコンピテンシーは「Ⅲ 決断実行力」です。まさに、“伝える・聞く・深める”を自らの意思で行動に移す力が求められるプログラムでした。
■ オンラインで広がる、探究と文化のかけ橋
当日は以下の流れで交流が進められました。
【全体会(前半)】
開会行事では、竹北高校・岡山一宮高校それぞれの校長先生からのご挨拶があり、温かい雰囲気の中でスタート。続いて竹北高校の生徒による発表が行われました。
発表内容は以下の通りです:
- 発表1 Introduction of Taiwan(台湾文化の紹介)
- 発表2 Introduction of Hsinchu County and Chu-pei City(新竹市と竹北市の紹介)
- 発表3 Famous rivers in Hsinchu City and their influences (新竹市の有名な川とその影響)
- 発表4 Introduction and interesting facts about Chu-pei Senior High School(竹北高校の学校紹介)
その後は各校の生徒が3名ずつに分かれ、7つのブレイクアウトルームでの少人数対話を実施。自己紹介のあと、前半の発表について英語で質問や意見交換を行いました。
【全体会(後半)】
後半は竹北高校の研究発表(SDGs No.6「水と衛生」関連)が続きました。
- 発表5 Aqueduct Museum of Hsinchu city(新竹市の導水路博物館について)
- 発表6 The water quality in the Dou-zi Pu River and the experiment process(Douzipu川の水質調査)
- 発表7 The relationship between SDGs 6 and Chu-Pei Senior High School(SDGs No.6と竹北高校の関係)
これらの発表に対して、本校生徒から1~2問ずつ英語で質問を行い、活発な質疑応答が展開されました。
■ 両校の代表生徒によるクロージング
最後は、両校の代表生徒が英語で閉会の挨拶を行い、第1回の交流会は幕を閉じました。
■ 次回は一宮高校生が研究発表!
第2回の交流は令和7年12月中旬を予定しており、今度は本校生徒が英語で発表する番です。テーマ設定、スライド作成、発表練習など、これから準備が始まる予定です。
国境を越えて高校生同士が学び合うこの取り組みは、まさに「SSHならではのグローバル探究活動」。今後も一宮高校では、生徒たちの「世界を知り、行動する力」の育成に力を入れてまいります。






