5月14日、2年生の数学Ⅱの授業で探究チャレンジが行われました。テスト直前の授業ということもあり、今回は問題演習に重点を置いていましたが、単なる練習にとどまらず、学ぼうとする力を育成する仕掛けとして、確認テストを取り入れました。
■ 確認テストの形式とルール
確認テストの問題は全部で4問。生徒たちは4人1組のグループを作り、どの問題を誰が担当するかを決める作戦会議を1分間行いました。
各自が担当するのは1問のみで、他の問題には手を出すことができません。また、部分点はなし、1問10点、グループの合計得点は40点満点となり、得点を競いました。
担当問題が決まった後、5分間の準備時間が与えられ、各自が必死に教科書や参考書を使って解答の準備をしました。生徒たちの集中力は驚異的で、その姿は非常に印象的でした。
■ 採点と解説
準備が終わると、教科書や参考書を机の中にしまい、10分間の制限時間内で答案作成が始まります。その後、教員が1問ずつ解説を行いました。この解説の時間が、各生徒にとっては自分が担当していない問題の解き方を学び、理解を深める貴重な時間となりました。
■ 生徒の振り返り
授業後の振り返りコメントでは、参加した生徒たちの多くが積極的な姿勢を見せていました。
- 「責任感が生まれるので一生懸命頑張れた」
- 「40点満点だったのでうれしかった。グループ内みんなで拍手をした」
- 「自分が間違ってしまったので申し訳なく感じた。貢献できるよう頑張りたい」
生徒たちにとって、自分が担当する問題に対する責任感が一層強まり、チームとして協力する大切さを感じることができたようです。また、競争心や達成感を味わうことで、次回の授業に対するモチベーションも高まったのではないでしょうか。
■ 探究チャレンジの効果
この授業では、問題演習を通じて学んだ力だけでなく、チームワークや責任感、そして自己成長を実感することができると思います。授業後の生徒の表情からは、達成感と反省が感じられ、次回に向けた意欲が湧いている様子でした。
今後もこのような形式で、さらに多くの生徒が学ぼうとする力を身につけていけるよう、工夫していきたいと思います。


