7月6日(月)、神奈川県立追浜高等学校において教員研修の講師を務めました。今回のテーマは 「探究を日常授業のOSへ」。約2時間にわたり、本校がSSHで取り組んできた授業改善の考え方や実践事例について紹介しました。
全国から注目される岡山一宮高校の授業づくり
追浜高校は、神奈川県の「授業力向上推進重点校」に指定されている学校です。これまで第1期3年間、「対話を通した探究型授業」をテーマに研究を進め、現在は第2期として「各教科での探究型授業の実践」に取り組んでいます。
そのような中で、「教科の授業の中で探究を実践している学校」として教育支援企業であるBenesseから岡山一宮高校が紹介され、昨年度末には追浜高校の先生方が本校へ視察に来られました。
そのご縁から、今回の研修が実現しました。
50名を超える先生方と「探究」について考える時間
当日は約50名の先生方が参加され、岡山一宮高校で取り組んでいる
- 探究を日常授業へ組み込む「探究OS」の考え方
- 「探究6段階(岡山一宮モデル)」を活用した授業改善
- 教員研修の仕組みづくり
- 授業実践の共有・評価・改善サイクル
- ICT・生成AIの活用方法
などについて、具体的な実践例を交えながら紹介しました。単に「こんな授業をしています」という紹介ではなく、「学校全体でどのように授業改善を進めているのか」という仕組みまで含めてお話ししました。
次々と寄せられた質問
講演後の質疑応答では、予定時間いっぱいまで質問が続きました。
例えば、
- 「毎日のすべての授業を探究型にしているのですか?」
- 「生徒の振り返りの質を高めるには、どのような工夫をされていますか?」
- 「教員間で探究型授業をどのように広げているのでしょうか?」
など、学校全体で探究を推進するための具体的な質問が多く寄せられました。さらに研修終了後も先生方が残られ、
「この数学のプリントを使っているのですが、どうすればもっと探究的な授業になりますか。」
と、実際の教材を持参して相談に来られる場面もありました。授業づくりについて学校の枠を越えて語り合える時間となり、本校の取組への関心の高さを実感しました。
岡山一宮高校の実践が全国へ広がる
岡山一宮高校では、SSHの研究開発を通して
「探究を特別な活動ではなく、日常授業の中に根付かせること」
を目指してきました。
授業実践を積み重ねるだけでなく、
- 教員同士が学び合う仕組み
- 授業改善を支えるデータの活用
- 教科横断的な授業づくり
- 探究6段階による共通言語化
など、学校全体で継続的に改善できる仕組みづくりにも力を入れています。
今回の研修では、こうした本校の取組を他県の先生方に直接お伝えし、活発な意見交換ができたことは、大変貴重な機会となりました。
学び続ける教員が、生徒の学びを支える
岡山一宮高校では、生徒だけでなく教員自身も学び続けています。
校内で授業を公開し合い、互いに学び合う文化を大切にするとともに、その成果を県内外へ発信することで、より良い教育の実現を目指しています。
これからも、SSH指定校として培ってきた知見を広く共有しながら、生徒一人ひとりの学びをより豊かなものにできるよう、教職員一同挑戦を続けてまいります。





