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  4. 令和8年度第5回探究チャレンジ「なんとなく分かった」から一歩先へ ― 英語で論理的に伝える力を育てる授業

6月4日、本校3年4組において、英語コミュニケーションⅢの授業が行われました。

今回の題材は「Men’s Brains vs. Women’s Brains(男女の脳の違いは本当にあるのか)」です。

授業では英文の内容理解にとどまらず、自分の言葉で内容を整理し、相手に伝え、さらに相手の説明を聞いて疑問点や誤りを指摘することまでを目標に活動が進められました。

「本当にそうなの?」から始まる学び

授業冒頭では、

  • 女性は男性よりおしゃべりである
  • 男性は女性より運転が上手である
  • 女性のほうが冷蔵庫の中の物を探すのが得意である

などの項目について、生徒自身の考えを確認しました。

多くの人が当たり前のように信じている考えですが、本文ではこれらを「ニューロミス(Neuromyth:脳に関する誤った通説)」として取り上げています。

生徒たちは英文を読みながら、「なぜそのような考えが広まったのか」「本当に科学的根拠があるのか」を考えていきました。

代名詞の中身を説明できるか

授業で繰り返し行われていたのが、代名詞の指す内容を確認する活動です。

例えば本文中の

“That idea”

が何を指しているのかを考える場面では、

「その考えって何?」

「どの部分を指しているの?」

と問いかけながら、生徒に文章全体のつながりを意識させていました。

英語を読む際、代名詞を正しく理解することは内容把握の鍵となります。

単語や文法だけでなく、文章全体の論理構造を読み取る力を育てる工夫が見られました。

リテリングで論理的に話す

授業後半では、学習した内容を英語で説明する「リテリング」に取り組みました。

スライドに示されたキーワードや画像を手掛かりに、

  • 1枚のスライドにつき4文以上
  • ディスコースマーカーを2回以上使用
  • 論理的な流れを意識

という条件で内容を再構成していきます。

単に本文を暗記するのではなく、自分の言葉で情報を整理し、相手に分かりやすく伝える力が求められました。

「そこは違うんじゃない?」と言える力

今回の授業で特に印象的だったのは、相手の説明を聞いて内容を確認したり、誤りを指摘したりする活動です。

中山先生は、

「なんとなく聞いて終わりではなく、『そこはこうじゃない?』と指摘できるところまでいくと、より深い学びになる」

と生徒に語りかけていました。

相手の説明を注意深く聞き、自分の理解と照らし合わせながら対話を行う姿は、まさに探究活動で求められる姿勢そのものです。

英語を通して育てる「伝える力」

今回の授業では、英語の知識や技能だけでなく、

  • 情報を整理する力
  • 論理的に説明する力
  • 相手の話を批判的に聞く力
  • 対話を通して理解を深める力

が育成されていました。

探究活動においても、自分の考えを相手に分かりやすく伝え、議論を通してより良い考えへと発展させていくことが求められます。

英語の授業でありながら、その先にある「探究する力」の育成につながる実践となっていました。