岡山県立岡山一宮高等学校
理数科
―科学の最先端で活躍するための基礎を築く―

岡山一宮高校理数科課題研究について





 SSHによる特例を活かし、国語や英語の時間数を減らすことなく実験や演習、フィールドワークなどを通して数学や理科の楽しさや面白さを味わうことのできる専門性を重視した魅力的な科目を学習することができます。
 専門家(大学の先生)のアドバイスを受けながら、観察・実験や課題研究に計画的に取り組みます。その積み重ねにより、理系大学で重要視されている「科学的な思考力、判断力、実行力」を伸ばす教育を行います。
 また、海外研修や先端研究所訪問、学会発表にも参加できます。




 蒜山にて夏期宿泊研修を行います。自然に対する興味・関心を高め,科学的に探求する方法を習得すると共に,学習に取り組む態度の育成や,集団生活のルールを守り,人間関係を充実させることを目的とし,野外活動や自然観察などを行い,調べたことをパネルにまとめポスター発表を行います。





iCデータ&ロジカルサイエンス
【授業の目的】
仮説検証の手法を身につけ,探究基礎力を育成する。

iC インキュベーション・ラボ
【授業の目的】
・物理・化学・生物の各分野の研究スキルを身につける。
・グループ活動を通して生徒自ら実験計画を組み立て実施し,主体性の育成を図る


iC サイエンスフィールドワーク
【授業の目的】
・「iC 理数探究Ⅰ」に向けて,探究課題探しと将来の研究テーマを決定する。
・大学(学部・研究室)や企業・研究所を訪問し,垣根を越える。



iC アカデミックイングッシュ
【授業の目的】
4名の英語話者を中心に英語論文の読解能力や情報収集能力、英語によるポスター作成、発表力を身につける。


iC 理数探究
【授業の目的】
設定した課題に対して仮説検証を行い探究活動を実施する。成果を他者に伝える技能,科学論文作成の技能を身につける。




○普通科理系と理数科の違いはありますか?
・大学受験に必要な科目の履修に違いはありませんが、理数科に在籍すると理数科特有の学校設定科目を履修して、数学や理科をより探究的に学びます。先端研究所や企業、大学を訪問してスペシャリストから多くのことを学ぶ機会があり、自分たちが調べた内容を発表して表現力を向上させる機会も多数あります。課題研究では、1つの班に1人の指導教員があたり、きめ細かい指導の中で深い研究を実践しています。

○理数科の理科、数学の勉強についていけるか不安です。
学習する内容や進度は普通科理系とほぼ同じです。高校の理科や数学は、中学校に比べて少し難しい面があるかもしれませんが、努力を重ねることで理解も進み、自己の成長に繋がります。教科担当との面談をしたり質問教室を開催したりして手厚いサポートがあるので心配は不要です。

○理数科以外の生徒と交流はありますか
体育や芸術では普通科生と共に授業を受けます。生徒会活動や文化祭、体育祭、球技大会などは普通科と理数科が交流し、お互いが良い刺激を受けながら学校生活を送っています。

○理数科の女子の割合は?
過去5年間では男子が65%~75%で、女子は25%~35%です。

○理数科は課題研究や研修など、難しいことがたくさんありそうで不安です。
理数科は課題研究や研修が充実しており、難しさや忙しさを感じる面があるかもしれません。しかし、難しいことでも仲間と共に切磋琢磨しながら乗り越えること、楽しみながら前向きに取り組むことでさらに成長した自分に出会えると思っています。

○理数科の定員と入試方法について教えてください。
理数科の定員は80名ですが,2月に実施される特別入試で40名を募集し、3月に実施される一般入試で40名を募集します。一般入試の40名の募集は普通科とのくくり募集になります。特別入試では岡山県共通の問題の国語・数学・英語の筆記試験、理科の口頭試問、面接があり、一般入試では岡山県共通の問題の国語・数学・英語・理科・社会の筆記試験、面接があります。