8月6日(水)、1・2年生を対象に分野別探究研修を実施しました。今年度から新しく始まったこの研修はは「理化学研究所コース」と「JICA関西コース」に分かれ、それぞれの分野における最先端の研究や国際的な取組に触れる機会を持ちました。1・2年生合わせて26名が参加しました。
🔬 理化学研究所コース
理化学研究所では、研究者の方から生命のメカニズムやヒトの老化の過程について講義を受けました。また、遺伝子組み換えを施したショウジョウバエやマウスの標本を実際に観察するなど、研究現場での学びを体験しました。
午後は神戸国際展示場に移動し、全国のSSH校が集う生徒研究発表会を見学しました。幹細胞や老化、冬眠など幅広いテーマに関する発表を聞き、化学分野では実験で作られた成果物を手に取りながら研究者に直接質問する姿も見られました。
生徒の感想より
- 「理研では説明を聞いただけでなく、自分なりにまとめ直すことを意識した。研究発表会でも幅広い分野を積極的に聞きに行った。」
- 「SSHのポスター発表を見学し、科学の面白さを改めて実感した。」
🌍 JICA関西コース
一方、JICA関西では「国際協力」や「持続可能な社会づくり」をテーマに研修が行われました。最初に神戸国際展示場でSSHのポスター発表を見学した後、JICA関西に移動して昼食をとりました。
午後は、JICAのスタッフの方によるプログラム研修を受講しました。開発途上国での課題解決事例や、異文化の中で協力し合う重要性について学び、生徒たちは「自分たちの探究活動が世界とどのようにつながるのか」を実感することができました。
敷地内にある「平和の鐘」や展示施設も見学し、国際協力の意義を肌で感じ取る場面もありました。
生徒の感想より
- 「世界の課題は自分たちの日常とも関係していることがわかり、探究テーマを考えるヒントになった。」
- 「異文化理解の大切さや、協力して問題解決を進める姿勢を学べた。今後の進路を考える上で大きな刺激になった。」
✨ まとめ
今回の研修は、理系・国際系それぞれの分野において、生徒が直接研究や社会課題に触れることで、探究活動の視野を広げる機会となりました。実際に現場を訪れ、第一線で活躍する方々の話を聞き、研究や国際協力の実際を体験することで、生徒たちは今後の課題研究や進路選択に大きな刺激を受けたようです。




























