11月19日(火)、岡山一宮高校の2年生理数科物理分野の生徒たちが、鹿児島県SSH交流フェスタにオンラインで参加し、研究成果を発表しました。今年の交流フェスタでは、県内のSSH校が集まり、それぞれの探究活動の成果を発表し合う場となりました。本校からは「異なる溶液を高速で噴出した際に発生する帯電霧の実験」をテーマにした発表を行いました。
発表テーマ:異なる溶液を高速で噴出した際に発生する帯電霧の実験
この研究では、霧が帯電する現象(レナード効果)に注目し、溶液の種類や実験条件を変えながら帯電霧の特性を調査しました。具体的には、精製水や砂糖水などの異なる溶液を用い、ノズルから金網までの距離や温度など、発生条件を検討することで帯電現象の特性を深く掘り下げました。
研究発表では、以下の実験設定や結果が紹介されました:
- 溶液の温度:54℃と30℃で比較するも温度変化の影響は考慮しない結果に。
- ノズルから金網までの距離:20cmで効果的な結果が得られた。
- アース接続の有無:実験中継続して接地する結論に。
発表では、研究背景や動機に加え、条件を変えた実験の結果や考察を丁寧に説明し、帯電霧がどのように発生するのかに迫りました。
生徒たちの感想
初めてのオンライン発表ということもあり、生徒たちは緊張しながらも堂々とプレゼンテーションを行いました。発表後、生徒たちからは次のような感想がありました
- 「初めてのオンライン発表で相手の顔が見えず緊張しましたが、自分の研究内容を伝えられて良かったです。」
- 「質疑応答で予想外の質問をいただき、自分たちの研究の視点を広げるきっかけになりました。」
- 「次回はもっと資料を工夫して分かりやすく伝えたいと思いました。」
新しい挑戦:配信スタジオからの発信
今回の発表は、本校に新しく設置された情報発信スタジオから行われました。これにより、オンラインでも効果的に研究成果を伝えることができ、生徒たちのICT活用能力の向上につながります。今後もこのような環境を活用しながら、国内外の学校との交流を深めていきたいと考えています。
