2024年10月18日、岡山一宮高校で有岡指導教諭による探究チャレンジが行われました。今回のテーマは「徒然草と土佐日記の違いを数学の言葉で説明する」という内容で、生徒たちは国語と数学を横断した新たな学びに挑戦しました。
授業の最初では、国語の視点から既習内容の『徒然草』と『土佐日記』の違いを確認しました。両作品の内容やテーマの違いを考察し、それぞれの時代背景や文体の特徴を再確認しました。その後、古文を品詞分解し、得られたデータを表にまとめました。
次に、数学的な手法として箱ひげ図などの図示を用いて、作品の言葉の使い方や構造的な違いを可視化しました。この分析を通じて、文学作品をデータとして捉え、数学的に理解するという新しい視点が提供されました。
授業の最後には、テキストマイニングを用いて文学作品を数学の知識で分析する論文を紹介し、古文と数学がどのように結びつくかをさらに深掘りしました。生徒たちは、データ分析を用いて文学を解釈する可能性に驚きながらも、興味深く学びを進めました。
生徒の反応
授業後のアンケートでは、「まさか古文を数学で分析するとは思わなかった」という驚きの声や、「データの分析が他の分野にも役立つことがわかった」という新たな発見の感想が多数寄せられました。今回の探究チャレンジを通じて、生徒たちは数学と国語という異なる教科がどのように融合し、新しい学びを生み出すかを体験することができました。


