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  4. 未来のエネルギーをめぐる問いを深め、「計画」へ進む一歩に——「iC融合探究」

5月9日(金)の7限、1年生普通科・理数科合同で「iC融合探究」の授業が実施されました。今回のテーマは「エネルギーと未来の持続可能性」。探究6段階のうち「02 計画」に位置付けられる授業で、生徒たちは自らの問いをもとに、研究計画書の作成に取り組みました。

■ 課題設定からリサーチクエスチョンへ

授業冒頭、前回の授業のワークシートを参考に生徒たちは自分の関心のあるキーワードを挙げ、それをグループ内で共有。「気になること」から「疑問」へと展開させる中で、それぞれが探究テーマの方向性を見出していきました。
例えば、「再生可能エネルギーの効率化」「学校で発電できるか」「自転車発電の可能性」など、身近な関心から発展した問いが多く見られました。

■ チェックリストを活用した計画の精査

続いて、生徒たちはチェックリストを用いながら、リサーチクエスチョン(探究的問い)の妥当性を確認。「問いが明確か」「因果関係が考察できるか」などの観点を元に、より良い研究設計に向けてグループで議論しました。

■ 調査計画と仮説設定

授業の後半では、問いに対してどのような仮説を立て、どのように調べていくかをワークシートにまとめました。調査方法には、アンケートや実験、インタビューなどが挙がり、手法と目的を対応させながら計画を立てる姿が印象的でした。

■ 振り返りと次回への準備

授業の最後には、各自が今日の活動を振り返り、Googleフォームを通じて記録。次回に向けて必要な文献の収集やWeb検索など、主体的に準備を進めることが求められています。

探究の初期段階から「気づき」と「問い」を大切にしてきた1年生たち。今回の授業では、それをもとに「計画」という形へと落とし込む実践を通じて、論理的思考力や情報活用力を一層高めることができました。次回の授業ではいよいよ調査・実験へと進み、問いに迫る実践が本格化していきます。