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  4. 令和6年度 先端研究所研修(東京大学研修)

2025 年 2 月 4 日から 6 日までの 3 日間、校内で選抜された 1 年生 10 名が、東京を舞台にした『先端研究所研修』に参加しました。この研修は、最先端の科学技術に触れ、研究者の思いや心構えを学ぶことで、生徒たちの科学的探究心を刺激し、将来への志を高めることを目的としています。また、防災に関する知識を深め、社会貢献への意識を育むことも大きなテーマでした。

研修のハイライト

1日目:班別自主研修(国立科学博物館等)
地球の歴史や生命の進化、宇宙の謎に迫る展示を見学し、科学の広がりと奥深さを体感しました。特に、恐竜の化石や宇宙開発の展示に興味を持った生徒が多かったようです。

2 日目:東京大学地震研究所での講義と実習
・講義「研究・研究者について」:第一線で活躍する研究者から、研究の意義や課題解決への情熱と地震や火山噴火の仕組みについて学びました。
・施設見学:地震計の原理やその発展の流れについて学びました。研究設備を見学し、その技術の高さに驚きました。
・実習「地震予測実習」:地震データを分析し、予測モデルを作成する実習を通じて、科学の奥深さを体感しました。
生徒たちは、研究者の話を直接聞くことで、科学の世界への憧れとともに、自分たちも将来こんな風に社会に貢献したいという思いを強くしたようです。

3 日目:日本科学未来館での研修
・展示見学:
ロボット技術や AI、宇宙開発、環境問題など、未来を切り拓く科学技術の展示を見学しました。特に、ASIMO の実演や地球環境に関する展示に大きな関心を寄せていました。
・ワークショップ:
未来の社会を考えるワークショップを通じて、科学技術がどのように私たちの生活を変えるかを考えました。
生徒たちは、未来の可能性を感じるとともに、自分たちがどのように社会に貢献できるかを考える貴重な機会となりました。

参加生徒の感想

A さん
「今回の研修はすべてが刺激的で、将来は私も科学の力で社会に貢献したいと思いました。参加できてよかったです。東京大学の講義では、科学の面白さとともに、研究者としての責任感も学ぶことができました。2年生の課題研究を頑張ろうと思いました。」

B さん
「地震予測の実習が特に印象的でした。データを分析して予測モデルを作る過程で、数学や科学の知識が実際に役立つことを実感しました。研究者の方々の情熱にも触れ、自分もこんな風に夢中になれるものを見つけたいと思いました。」

C さん
「日本科学未来館では、未来の技術に触れることができてワクワクしました。特に、ロボット技術の進化に驚き、自分もそんな技術を開発してみたいと思いました。この経験を活かして、これからの勉強にもっと力を入れたいです。」

研修を終えて
この研修を通じて、生徒たちは「科学の力で社会を変える」という大きな夢を抱くことができました。また、防災への意識も高まり、自分たちが将来どのように社会に貢献できるかを考える貴重な機会となりました。今回の経験が、生徒たちの今後の学びや進路選択に大きな影響を与えることは間違
いありません。岡山一宮高等学校では、今後もこのような実践的な学びの機会を提供し、生徒たちの成長をサポートしていきます。

今後の予定
3 月 21 日:サイエンスレクチャー(終業式)で、研修の成果を全校生徒に発表します。