6月8日3年生理数科の生徒が、国立教育政策研究所のプロジェクト研究による研究活動に参加しました。
このプロジェクトは、高校生による科学的な探究活動の成果と課題を可視化し、全国的な研究・教育の質の向上につなげる目的で行われているものです。本校の生徒は、国立教育政策研究所の研究室にて、これまでの探究活動の集大成として研究発表を行い、その様子がビデオ撮影されました。
◆ 高校生の研究を全国へ
国立教育政策研究所の教育課程関連のプロジェクト研究では、令和5年度と令和6年度に「高校生による科学的な探究活動の意義と課題の共有~課題研究の振り返りを通して~」として、高校生が探究活動の成果や振り返りを行う研究会を実施しました。この取組を基に、今回、研究や教員研修用の資料作成のため、行われた研究発表の中から、2件の優れた発表がビデオ撮影されることになりました。本校生徒の研究発表はその対象として選ばれ、カメラの前で自身の研究について堂々と発表を行いました。
動画は、同研究所の研究や研修等で教材として活用される予定であり、生徒たちの発表力・表現力を広い範囲で共有する貴重な機会となります。
◆ 撮影当日の様子
撮影当日は、限られた時間の中でのリハーサルと本番に臨みました。
生徒は、自分の研究内容を的確に伝えるために原稿を見直したり、話し方を工夫したりと真剣な表情で準備に取り組んでいました。
「理数探究を通して学んだこと」をテーマに発表を行い、研究の背景・手法・結果・考察に至るまで、しっかりと構成された内容となっていました。
日頃の授業やSSH活動で培ってきた「iコンピテンシー(思考力・表現力・協働力)」が発揮された瞬間でした。
◆ 今後に向けて
今回の取組を通じて、生徒は「誰かに伝えること」を意識した発表の大切さを実感しました。
また、自身の成長を客観的に捉える機会にもなったようです。
このような形で、岡山一宮高校の探究活動が全国の教育現場に共有されることは、SSH校としても大変誇らしいことです。
今後も、研究成果を内外に発信し続ける力を育んでまいります。
