岡山県立岡山一宮高等学校
学校紹介

校名・校章のいわれ<pdf>

学校沿革<pdf>

教育方針<pdf>

生徒の実態<pdf>

学校経営計画<pdf>

グランドデザイン<pdf>

教育目標全体組織・計画<pdf>

いじめ防止基本方針<pdf>

学校評価書<pdf>

ご挨拶
 岡山一宮高等学校は、昭和55年4月に岡山市内の普通科総合選抜校として開校し、平成11年に理数科(各学年2クラス)を設置して岡山県の理数教育の中核を担ってきました。
 令和元年に創立40周年を迎え、現在本校を巣立った生徒は15,000名を超え、国内外で活躍しています。諸先輩は、自分の可能性を信じ、困難に挑戦する「フロンティア精神」を胸に不断の努力を続け、活気に溢れる素晴らしい学校を創り上げてきました。
 今日、生徒たちはこの良き伝統を受け継ぐ「自主自立」「文武不岐」を合い言葉に、勉強のみならず部活動、生徒会活動、社会貢献活動や学校行事を通じて将来の可能性と選択肢を広げています。本校は「探究の一宮」と標榜し、「高い志を持って仲間とともに学びあい、未来を切り拓く生徒」の育成を目指し、教職員全員で生徒の学力向上と進路実現、豊かな人間性の涵養を手厚く支援しています。

 現在スーパーサイエンスハイスクール(SSH)4期目の研究指定を受け、普通科、理数科を問わず生徒が大学等で「科学知」(自然科学と人文社会科学における学問領域ごと細分化された知)を統合し行動するリーダーに育つように,「iコンピテンシー」(一宮5つの資質能力:情報分析活用力・論理的思考力・コミュニケーション力・自律的に行動する力・垣根を越える力、以下iC)を身に付けさせたいと考えています。このコンピテンシーを育成するiCコアカリキュラム、活用につなげるiCエンハンスプログラムの開発に加え、地域で専門科高校等と連携しながら研究者・技術者を育てるiCサイエンスコンソーシアムを構築し、この3つを柱とする岡山一宮メソッドを県内の学校に普及することが本校の使命と考えています。

 3期までのSSHで「岡山一宮方式」と呼ばれる全教職員による指導体制を確立でき、理数系カリキュラム開発と大学・研究機関との連携や海外連携交流など特色あるプログラムを実施して多くの科学技術人材を育成してきました。4期にあたり理数科では「出る杭を伸ばす」をモットーに企業との連携を強化してイノベーション創出で社会的課題の解決に貢献できる理工系リーダーを育成し、普通科は本校OBの大学教員による指導助言と地域連携を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて探究活動をより充実させます。生徒の課題設定力や分析・考察力、プレゼン力の伸長に満足せず、文系にも科学的リテラシーを有し、科学技術に真正な意思決定ができる能力を育成するべく、各教科の授業にも探究型学習を導入します。

 今後、大学入試改革が進み、多面的な能力がより評価される中で、本校の強みを生かした学力向上と進路指導に力を入れていきます。
 SSH校ならではの施設設備がそろい、国内外から招いた大学の先生方に直接指導いただき、本物に触れる感動と出会えます。近隣の岡山大学や岡山理科大学との連携、先端研究所研修、持続可能な社会について学ぶユネスコスクールの活動等、一高だからこそ可能な教育の機会をしっかり生かしてください。

 中学生、保護者、同窓生、地域の皆様方の期待に一層応えられるように本校の教育活動をホームページ等で発信します。
 本年度も引き続き、岡山一宮高等学校を応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

令和4年4月1日
  岡山一宮高等学校校長  梅 田 和 男